20150830

ファイル管理

バナナンテール用のシナモンとカルダモン
いまのところ30体ぐらいいます
線で描いたものの型のみだったので
今回、まとめてからだの色を追加しました

色だけではちょっとさびしいかな?と
シャドウも追加
実際はどういう並びで使うか決まっているものではないので
シャドウを入れることがいいことなのかわからなかったけど
ひとつのイラストとしてみたとき
あるほうがいいかんじに思えたので入れることにしました

だいたい一週間で紙と布へのテストも込みでおわりました
超特急でしたがさすがに後半はペース落ちました
もともと、サンプルは紙でひとつ作っていましたが
最近、布のサンプルもいいなとおもい布にもしてみました

今回、ステンシルってすごいな、とあらためて思えました
それをしている自分がじゃなくてね
シンプルな技術で、こんなかんじでできるんだ、と

まぁ、それはいいとして、
結果のひとつとして、型が大量に増えました
それをどう片付けるか?
ということに一昨日と昨日にかけて取り組みました

日本語でなんていうかわからないけど
型は Suspension Files で保管しています
この形でファイル管理したことなかったので
1.5 年ほど前にはじめて購入
ひとつのピースにひとつの版が圧倒的に多かったし
なんとなくシチュエーションによって
使うチーム的にファイルに分けてぶら下げていた。
最近は型の数も増えてきたので
どうにかしないと、と思っていた

これは、シナカルのからだに色を付けたいけど
版が増えてしまう、どうしよう?
というのと同じことで、、、

結局、A4用紙を2枚つかって簡単なフォルダを作りました
そのさい、中にどの型が入っているかわかるように
サンプリングしてあるデータをフォルダとなる用紙に印刷して
専用フォルダとして作りました

すっきり片付きました
片付けの作業自体も楽しめてよかったです
実際にまだ使ってないので使い勝手をチェックしたいです




それにしても、このSuspension Files の収納力
ハンパない気がします
実際にはそう感じるだけか、とおもうけど、、、
ページめくるタイプのファイルで管理するとしたら
もっとがさばる量になってるはず
Suspension Files では、まだ半分ぐらいです
日本だとあまり一般的でない気がする
チェンマイでは文房具屋で普通に売られている
楽しくファイル管理したい方にはいいかも

20150826

20150825

バナナンテール ~ Banana'n'Tail ~

前回の投稿は
自分も忘れていた布の画像
片付けしてたら出てきたので
作業を進めてみた

柄はシナカルのバナナンテール柄とモクモク
去年、注染で手ぬぐいをつくろうと
染めもの屋さんにお願いしたら
線が細すぎるところがあってNG

今回は、シナカルをステンシルしてモクモクをろうで描いて
地色を入れたところで止まっていた

地色を入れた部分、背景に当たる部分に
ステンシル追加して、脱ロウ

手ぬぐい3本分
そのうちの2本は
シナカルも当初の線画にボディ色を追加しました。
さらに、そのうちの1本はシャドウを追加してあります


それにともない、去年彫ったバナナンテールの
すべてのボディ色用の版を製作中

もうひといき

20150818

20150814

20150813

Massive Attack by Cinnamon & Cardamon

さんざん、日本の梅雨のような天気が続いたと思ったら
10日連続晴れ

若干日差しはゆるい気もするけど体感的には4月かと思う暑さ
夜も寝る気にならないくらいなので
作業したり映画を見たり、夜更かしが続いてる
昨夜から夜は雨が降って過ごしやすくなったけど
ここ数日の、昼間の暑さは恐ろしいほどです

昨年の12月にシナカルファンから
本人が着用していた七分袖の霜降りグレーのカットソーを預かった
胸には『ARMY』という文字に花があしらわれたプリント。
ステンシルのシナカルでリメイクのオーダー
急がなくてよい、とのことだったので
気分が乗っているときに作業しようと8ヶ月
前回の投稿にあるバティックの作業を終え
無性にステンシルしたくなったので
取りかかることを先方に告げ
予算などあらためて確認

ある意味、時事ネタだけあって
どういうモノにするのか考えさせられた
コンセプトをねって、準備に1日費やし
昨日の午前中から色を入れ始めて夕方に完成した

タイトルは「Massive Attack by Cinnamon & Cardamon」

シナモンとカルダモンは、果てしなく平和を愛しているので
たとえ花で「ARMY」という文字をデコレーションしても
それは全く不要なもの
では、どう対処するか?というのが、今回の作品の回答

















Massive Attackというわりには、、、
シナモンの放尿は花にかかってしまっているが
これは、いわゆる誤爆
実際の戦争では、意図的に民間人にむけた爆撃もあるようだが、、、
日本に落とされた、原爆も

カルダモンは女の子
いくらプレイとはいえ、ということで
放屁にしてみました

このぐらいの気持ちで、、、
ピンクにしてみたけど、決して桃の香りではありません
あくまでも、攻撃なので

戦争も、軍隊に入りたい人が軍隊に入隊して
民間人に影響のないようにやる分には
勝手にしてもらって
そんなかんじありなのかな?
もちろん、予算も軍隊が自ら稼いでやってください

その期間、道徳とか論理を
越えたところに基準があるってこと自体
意味不明だし

以前にも書いたけど

そもそも、国家という枠自体
戦争のため、もしくわ戦争によって

取ったり取られたり、
あるいは支配したり支配されたりするためにあるんだな
という気がしてならない
国旗のシンプルさからいうと、日本がいちばん古い国というのも
普通に納得できるし

国ってなんだろう、と思っていたら
先輩を介して昨年チェンマイで出会ったEbizo氏が
興味深いトラックをシェアしていたのがこちら


'94のトラックなので、事情はいろいろかわっているらしい、、、
ちなみに、作曲者の
寺田創一氏自分の母校の先輩
今日まで、全く知らなかったけど (wikiより)


個人的には、ひとむかしまえに国旗のニュースが放送されていたときは
なんでそんなことでもめてるのかわからないかんじでした
君が代も、これが国歌。ってものごころがついた頃には
うたってたとおもう

その寺田氏が運営するFar East Recordingというレーベル
民謡とか相撲などまさに極東日本なサウンド


最期に武田教授のYOUYUBEムービーをリンクしておきます


20150809

ヌードル屋仕様

気がつけば、一ヶ月近く経過していた
最後にバティックの作業をこのブログに記録してから

先週の土日で、色は入れ終えていたので
完全に放置していたわけではないのだけど
なんせ、ラオスから戻ってから
毎日曇りと霧雨、たまに雨が続いていたので
庭で行おうと思っていた
色を入れる作業が全くできなかったからである

結局、知人の軒先を借りて2日間に渡って行ったけど
両日とも途中雨が降ったので
無理して曇り空のもと作業を進めなくてよかったです

そこからさらに一週間経過した今日
脱ロウを行った
鍋で色を入れ終えた布を茹でて
ろうを落とす作業
6月に試験的に行った際
石鹸を入れないとろうが落ちないことは
わかっていたので石鹸も投入

こちらが、ひとめぼれで購入した

















試験は、1回目がTeeシャツ一枚、2回目はシャツ1枚だったので
ここまで大きな鍋は必要なくて
この鍋の実力はよくわからなかった

この鍋、ふたを開けるとこんなかんじ
















ヌードル屋仕様で、2槽に別れています。
それが、一目惚れの原因
チャンティンの線画のバティックだと、
布におかれているろうの量が知れているので
これより小さい鍋でも1回で落ちきるのだが
面でろうを置いてある部分があったり
線自体もけっこう太かったり、ろうの量が多いと
1回茹でただけでは落ちきらなかったりするので
きれいなお湯に変えて2回目を茹でたりするのだが、、、
( 鍋から引き上げる際に再付着したり
 溶けたろうが布に巻き込まれて浮かびきらず
 引き上げたあと布にべったりとこびりついてたり、という意味で )


この鍋を見た瞬間に思ったのは
最初に左側の大きい方で茹でて、
ひきつづき右側の小さい方でもう一度茹でれば
ひとつの七輪でも、スムーズに作業ができるのでは?
ということだった

実際、使ってみて予想以上に使い勝手が良かったです。

ろうけつ染めをする人にはおすすめします。

パンダな気分

たまには食べ物のことでも

自炊率けっこう高い日常生活
たまの外食は
タイ料理、日本食、ベトナム料理、
メキシコ料理、ベーカリーでサンドイッチまたはピザ

そんなかんじで外食してると自炊に関して
冬以外であれば、市場で買った野菜を炒めてとか
サラダというかマリネ的なかんじとか
あとは、みそ汁があれば
といった、シンプルなもので充分
冬は、やっぱりシチュー系
とろみがあるものが食べたくなります

しばらく卵も食べてたけど
最近、欲さなくなりました
外ではたまごが入った料理も適当に食べてます

味付けは圧倒的に醤油率が高い
みそも大好きだけどみそは、みそ汁で常食しているので
おかずは日本式の醤油で飽きずにおいしく食べられる

炒め物もサラダ的なものも
醤油と油の相性のよさを見せつけられると同時に
自分が日本人であることを痛感します

市場の八百屋には
日本でも見慣れた野菜もあれば
いかにもタイらしいものもある

その、いかにもタイらしい野菜で炒め物をするのが好きです
空芯菜、バジル、ほかにも未だ名前を覚えられないもの
共通してるのは下ごしらえで
茎から葉っぱを外す作業

日本で自炊するときに、この作業をした記憶がない
これらの野菜、正直、日本でいうと、
野菜というよりは雑草に分類されるものにみえる気がしないでもないからかな?
意外と時間がかかるので慣れないころはめんどうだったけど
大地の恵に感謝をしながら葉っぱを外す時間が好きになりました

醤油味で食べる時、味そのものは
油:醤油:野菜=5:3:2、ぐらいで感じる
市販のタイ産の日本式の醤油は、ほぼ選べない状況といえるので
おいしいと思える油の選択がポイントになる
基本、ココナッツオイルでたまにオリーブオイル
それほど高価なオイルは買ってないけど
それでも一般的な食堂で使われているオイルよりは
断然おいしいのが自炊が好きな理由

画像は、いまだ名前をおぼえられてないもの
今日も街を歩いてたら、空き地に大量に自生していた
画像は、八百屋で買ったものです


















葉っぱを外して、茎は適当な長さに切る
茎の、さすがにこれは食べられないだろうというかたいところは捨てる















特にこの野菜は、味というよりは歯ごたえ重視で
茎はもろ、繊維を食べてるかんじ
けっこう病みつきです
排出したものを見ると、いかにも腸を掃除してくれそうなかんじ
パンダになった気分

画像の野菜以外の空芯菜やバジルも
炒めたものは、ごはんのおかずにもパスタと和えて食べても
おいしいです







20150807

20150804

近況まとめ、的な

先月は、ろうけつ染め、ステンシル、シルクスクリーンと
バランスよくできたようにおもう

どれも、布に柄を置くためにしているのだけど
それぞれ長所・短所あるわけで
見方を変えれば
長所は短所になりえるし
短所も長所になるので、
どの技法がどう、ということは無く
どれもたのしいです

3つの技法を、平行して行うことで
どれも楽しいことを、ますます実感しています

ステンシルはひさしぶりだったけど
いままでと、少しちがった感覚で取り組むことができてよかったです
シルクスクリーンで複数の版を使う、ということをしていたので
その効果がさっそく表れたかな?ともおもう
約2年前、今回のステンシルの初期は
一版多色が楽しかったけど
複数の版を使うことで
より版画らしいビジュアルが楽しい方向にむかいそう

ステンシルのシナカルは
昨年が量的には多いけど、線画を版としておこしたものがほとんどでした
色付きのものを増やしたい欲求が高まっていたのでこの機会に

この機会、というのは
ステンシルのワークショップのフライヤー制作にあたり
ステンシルの作品の画像をサンプルとして載せるために
最新作として、いくつか作りました

まずは、玄米菜食をテーマに
会場となるアムリタガーデンはマクロビオティック・カフェなので

















ちなみに、"BROWN RICE 'n' Vegee"の文字部分は1版、ナカルは3版を使用
スペルは一般的には、Vegieが正解?
なんとなくVegeeと書きたかったので、そのまま書いてみた w w
ちなみにBROWN RICEの文字のモチーフは
クイティアオのセンレックです

食のメソッドもいろいろあるけど
マクロビオティックも食事法はあくまでもツールで
その本質は、意識というものの理解やコントロールだと思っているので
玄米菜食が最高、という意味でこのデザインを興したわけではありません

玄米菜食そのものも大事なことのひとつではありますが
どちらかというと、その周辺にある、知識や文化といったもの
そこには忘れてはならないものがたくさんありますよ
という、メッセージです

もうひとつは、機関車
これは、フライヤー制作にあたりアムリタガーデンからの
アドバイスの中にあったモノの中からの選択
機関車といえば銀河鉄道999
銀河鉄道999といえば銀河鉄道
銀河鉄道といえば宮沢賢治、
なんとなく玄米菜食とつながってそう w w

タイトルは、「時空旅行」



















タイトルの表記は英語にしてみました
色を変えるだけでずいぶんイメージがちがう、これは3版使用
自分としても、階段ひとつ登った感もあるのだけど、、、

日本にいたころは、ふしめふしめでエキジビジョンをすることで
区切りというか、次に進むぞ ! ! ってかんじでやってたのだけど
いまはそういう状況ではないので
先に進む、ということを
より意識的にやっていったほうがいいのかな?と
あらためてかんじました

ステンシルのワークショップのフライヤーは
アムリタガーデンの掲示板に貼ってもらいました
チェンマイにお越しの際、または在住の方は、足を運んでみてください
掲示されているものをみて、気になった方は
配布用のものをスタッフからもらってください

新メニューも続々登場しているようで、いいかんじです

様子を見て、他の場所でも掲示してもらおうと思っています
ということで、よろしくお願いします